監督デビュー作「ももいろそらを」でみずみずしい青春をモノクロの映像美で描き、第24回東京国際映画祭?日本映画「ある視点」部門で作品賞を受賞したほか、世界各国の映画祭で好評を博した小林啓一監督が、オタクたちの愛と正義をテーマに描いた監督第2作。地方都市に暮らし、年齢は16歳と42カ月と自称している四谷夏子(通称?ぼん)は、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友のみゆちゃんを連れ戻すため、ボーイズラブやアニメ、ゲームが大好きなオタクの幼なじみ?友田鱗太郎(通称?リン)とともに東京へやってくる。2人はネットゲームで知り合った友人に協力を仰ぎ、ロールプレイングゲームでボス戦に挑む勇者パーティのごとく、3人でみゆちゃんの家に突撃するが……。